Entries

共に在るもの

こんばんは、『巫女さん細腕繁盛記』の感想を書きました、kokurinです。
この記事の下にある追記を表示からどうぞ。直接この記事に飛んでくる方は、大きく行を空けたところから下に書いてあります。
ネタバレはしています。見たくない人は気をつけてくださいね。



雰囲気が中々良いのが売りの作品ですね。
ギャグやコメディ部分がとっても面白いってわけじゃないんですが、ややまったりとしたペースで繰り広げられる会話と、色んなキャラとの交流が生み出す雰囲気は良かったです。
舞台が舞台なので、既視感もほとんど無く、新鮮さという面でも好印象でした。
巫女さん成分はすごく得られました。……どんな成分かは訊かないで。


残念なところはシリアスな部分から締めに至る部分かな。
どうにも焦点が解り辛いのがマイナスでしょうか。結構重要な設定・テーマがいくつかあると感じたのですが、ルートによって日の当たる部分が違うことによる、一部設定の存在感の薄さがマイナスでしょうか。
結構繋がりが深いはずなのに、意外とはっきり切り離されている感が。
なので各ヒロインエンドですっきりしにくかったというケースがいくつかありました。


まったりと雰囲気を味わうのが良い、そんな作品でしたね。
あと自分、もっとポチが活躍すると思っていたんだ……地味に存在感があったから何となく。
















受け入れる、というのが1つのポイントなのでしょう。
神社、という場所を舞台に繰り広げられる巫女さんとの生活、というだけでも結構珍しいのに、祭りの関係で加賀見神社以外の人との交流もありますし、その上妖怪とまで一緒に神社内で過ごしていく。
たとえ敵対していたとしても、妖怪であっても受け入れる。共に過ごす。
シナリオの後半で戦うことになる、『祝福されし獣ども』の面々(主にサヴァとジョヴァンニ)とも、序盤のやりとりはまったりのんびりな空気を醸し出しています。

そこから得られる日常は独特さを出しているのを感じると同時に、心地良さというのも感じることが出来ました。
設定、舞台、主人公を含めた登場人物の考え方、そして祭りを成功させるという、1つの方向へと向けて考えられていることが、上記の心地良さと解りやすさを伝えてくれる。これはとても好感触。
すごく面白いコメディというわけではないのですが、この雰囲気は貴重で、プレイしていた自分を落ち着かせてくれるだけのものがありました。


ただ一方、祭りという、前半の大きな目標が無くなると、やや方向性がふらついて見えるのが惜しいところ。
その理由が後半では大きなポイントとなる、香奈恵に絡む要素と、ソウイチを始めとした『祝福されし獣ども』に関する要素の扱いがまず最初に挙げられます。
例えば、香奈恵ルートではそのまま香奈恵本人に絡む設定についてはよく語られるのですが、一方『祝福されし獣ども』の扱いは正直雑に見えました。あまりにあっさり片付けられるので、こちらの設定は無かった方がいいんじゃないかと思うくらいに。
逆にサラルートでは、『祝福されし獣ども』の面々が(他のヒロインルートと比べ)ややコメディ要素が強い集団として描かれていると同時に、『祝福されし獣ども』の面々がよく話に絡む分、存在感、物語をコメディ色で盛り上げるという意味では良かったものの、逆に香奈恵絡みの方の片付け方は正直、あれで良いのかなあ……って考えてしまいました。

そんな感じでどうにも、作品全体を見たときにしっくりきませんでした。
この2つの要素は、関連性がある以上、完全に切り離すことは出来ません。だけど、各ルートでは焦点の当て方がどうにも片方に寄り過ぎているように感じられてしまいました。そのおかげで同じ内容を扱いながらも、ある程度各ルートの詳細な内容に違いを生み出せたとしても。
逆に成実さんルートのような、上記の要素がほとんど絡まず終わってしまうルートも、この点ではまた違和感というか唐突感が出てしまったように見えました。

自分としては第3部でその点は補われてくれていることを期待したのですが、残念ながら各ヒロインルートよりは少し深く扱われている、という感じで終わってしまっているのも残念。
その結果が、どのルートも中々楽しかったけれど、完全にすっきりとした読後感は弱い、という印象を残していきました。



物語の最初から一貫されていた部分こそ光っていたものの、物語途中から変化してしまった部分には対応出来なかった。そこが唯一の欠点。
だけれど、この光っていたところは大切にしてあげたいとも思います。
そう、人も、妖怪も、そうじゃない命も、共存することを許容出来る世界は。

それをシナリオ上でも、設定の面でも、出来たのならばと、少し考えてみたり。
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://majikarukokurin.blog97.fc2.com/tb.php/939-ffca85f8

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

こくりん

Author:こくりん

可愛い妹が好きです。
髪は肩くらいの長さで、黒&茶系が好み。
素直な娘よりも意地っ張りなところがあったほうが好きです。
学生(制服)という設定は外せない。
えろい妹も歓迎です。
小さい胸だと尚良いです。
実でも義でも偽でも妹ならOKです。
前は「兄さん」が一番でしたが、
最近は「お兄ちゃん」の方が良い気がしてきました。
「私という脳内義妹がいながら他の妹が良いんですかこの兄さんはっ」(やばい武器をじゃきーん★)
……だって「兄さん」だとこのイメージがついちゃったもん。
全部、2次元の話ではありますけどね。でもがくぶる。

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

期待中~☆

Nanawind第四弾「春音*アリスグラム」応援中! 『おとれな』を応援中! 『桜ひとひら恋もよう』応援中です! 『まほ×ろば』を応援しています!

最近のプレイ作品~♪

D.C.III With You ~ダ・カーポIII~ ウィズユー 『彼女と俺の恋愛日常』応援中です!

応援中っ★

ま~まれぇど新作第11弾『お家に帰るまでがましまろです』 しゅがてん!-sugarfull tempering- 『まほ×ろば』を応援しています!

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

月別アーカイブ

著作権表記

Copyright(C) 2006 GCREST, Inc. All Rights Reserved. (C)Copyright 2006 NtreevSoft Co., Ltd. All Rights Reserved. Ntreev and Trickster are registered Trademarks.