この作品の男たちは活き活きとしている。
ヒロインたちの身体へ熱い視線をねっとりと注ぐのはもちろん、お尻や胸に手を伸ばすのは日常茶飯事レベル。
そんな熱くえろい男たちの飽くなき欲求が、嗜好が、ヒロインたちを様々な辱める罠へと陥れていく。
本作のメインはもちろんそんな襲われるヒロインたちだが、多様性あるHシーンを生み出したのは、男たちの衝動に他ならない。
今回の感想では、この点について、ヒロインを差し置いて、色々語っていこうと思う。
みんな、色んな意味でえろい人である。
・村山ケンジ
物語最初にちょっかいを出してくる、処女以外は認めないという、ある意味熱いこだわりを持つ男子生徒。
しかし最初の扱いは完全によろしくない空気に近くて、敦子さんという水を得るまでは、非常にダメダメな感じが。
敦子さんをターゲットにした瞬間が彼の本領発揮、校長パワーも相まって、敦子さんへと怒涛の如く迫ることに。
突然背後に彼がいたときは、ぶっちゃけぷちホラー。最初の脅威としては十分過ぎるでしょう。
ただし、初めてを奪ったらその直後から完全無視という嗜好上、出番は基本的にほぼ序盤のみ。……変わり身早すぎるだろう。
・ジョン
「イッショ!」と「サイコー!」という台詞が頭から離れない、謎の外国人留学生。
日本語と英語、カタカナとアルファベットを織り交ぜるその台詞の数々は、何だか字面だけ読んでいると、不思議と笑えてくるのは自分だけだろうか。
彼のお目当てであるヒロイン、ゆいを襲いながら、「サイコー!」とトイレ内で叫ぶ彼の姿は、想像すると頭を抱えたくなって仕方が無い。
しかしゆい絡みでしか出てこないので、実は登場頻度は意外と少なめ? ……まあ、色んなところに現れたら、それはそれで怖いけれど。
・村山総一郎
息子のケンジくんの溺愛具合が凄まじい。敦子さんとゆいが通う学園の校長先生。
その溺愛具合は凄まじく、ケンジがちょこっと叩かれただけで、際限の無い復讐を企むのだから危な過ぎる。
が、Hシーン自体になると、意外と出番は少なめ。彼の性癖である部分は、他のHシーンでも襲われるのが原因なのかもしれないが。
どっちかというと、彼より上の立場に当たる町長へ、主に学園とそこにいる人間の状況を伝えるような役割を担っている印象が。
ちょこちょこと出てくることがあるものの、何か振り返ると、えろに関しては地味な人である。
・高樹慎二
素晴らしいまでの小物臭が漂う、敦子とゆいの父親。
盗撮、に関してはあまり出てこないが、痴漢という方面でそこそこ活躍する、いけない人。でも痴漢は他の登場人物もするので、彼自身の特徴はやや薄め。
時々ちょこっと躊躇うような素振りを見せるくせに、慣れると場所を選ばなくなるその変貌ぶり。
そして娘と町長の2択では常に町長を選ぶという、裏切り行為連発といい、同じヒロインを襲う男たちからも評判がいまいちと、ある意味ダメっぷりアピールが上手い。
えろに関しては個人的に、性癖云々よりも、父親であるということを活かした、敦子さんキラーっぷりが印象に。
・保坂英冶
巨乳弄りが好きという、千佳子さんの伯父。
彼のターゲットは千佳子さん。というわけでHシーンも千佳子さん。彼が触る胸の持ち主も千佳子さん。
とにかく千佳子さん相手に色々するのが印象に、あとHシーンの持っていき方を見ていて、悪い人だなあとしみじみ。
彼の行動を始めとして、特に千佳子さん関連のEDは後味が悪い。でも千佳子さんはえろい。
だけど千佳子さんコスプレHに学園制服が無いとはどういうことだっ!!(涙
・八屋虎吉
出会ってすること尻触り。
それが彼の日常です。な、スーパー店員。
何故かスーパー店員なのに、八百屋の衣装というだけあって、中々見た目は濃い人物である。
ただ、彼の性癖は結果として他の人物もする上に、彼が絡むEDのインパクトがやや薄いのもあって、行動的には正直初登場時に勝る衝撃はあまり見られなかった。
とあるヒロインとの関係は、正直かなり意外ではあったが。
・浮浪者
公衆トイレの付近に居座る人々。
基本的に集団で行動しているため、それを活かした複数人プレイが特徴。
出番は正直少ないという印象が強いが、出てくるときはその性癖に恥じぬ活躍っぷりを見せてくれる。
ちなみに彼らが何故公衆トイレ付近に居座るのかは、地味にとある事情があったりする。
・安住源次郎
名前の怪しい老人介護院で、敦子さんを襲う、老いてなお元気にも程があるだろうと言いたくなる爺さん。
源次郎さんだけじゃなく、老人介護院の爺さんはみなえろい方面では元気です。
しかし趣味が学生服を着せたコスチュームプレイって爺さんすごい性癖だよ。そのおかげでとあるHシチュはすごくツボに入りました。
でも、自分はそちらよりも、源次郎さんの直接の上司的な人物の下で、色々と立ち回っていく姿の方がある意味印象に。
爺さん色々頑張り過ぎです。
……と、OHPに載っている、ヒロインたちを襲う男性陣を紹介したが、本編には他にも立ち絵こそ無いものの、ヒロインたちを襲う男性はまだまだいる。
彼らが織り成すHシーンは多種多様。まさに男の数だけえろがあると言わんばかりの勢いだ。
……まあ、他にも何か触手とか、人じゃない何かもいたりするのだが。
でも、触手も悪くない。むしろ良い。
最後に、あのEDを見た人にだけはっきりと解る一言を。
紅様のHシーンは何故無いんだあっ!!
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感想を読んだ感じ、「サイコー!」が気になって仕方がない・・・。
町ぐるんだこくりんさんはどこへ向かうのか、今後に注目です(予告?
によによ