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死中の活

こんばんは、『キラークイーン』の感想を書きました、kokurinです。
この記事の下にある追記を表示からどうぞ。直接この記事に飛んでくる方は、大きく行を空けたところから下に書いてあります。
ネタバレは具体的な記述こそ少なめですが、しっかりしてます。知りたくないという方は気をつけてくださいね。


かなり好感触の作品でした。
短めながら密度のあるシナリオであったのがポイントですね。先が気になって一気に終わらせてしまいましたよ。
シナリオ担当である健速さんの手がけた作品の中ではぱっと見異色ですので、どうかなと不安だったのですが、主人公を含め変わらず魅力ある人物が多かったのは評価です。題材的にも実はあんまり異色じゃなかったという印象ですね。
一週目はびくびくとしながらやってしまったので、感想書く関係で2週やったのは、ここだけの秘密。
プレイ後の印象的には、episode1とepisode2の順番は入れ替えてやりたかったなあ……なんて思いもしたけど。

そんな作品クリア後、コンシューマ移植された『シークレットゲーム』の体験版を1つDLしてプレイして、ちょっとした区切りで止めて。
……そして今春発売予定の『シークレットゲーム-KILLER QUEEN-DEPTH EDITION』が欲しくなってくる今日この頃。
しっかりつられてる、つられてるよ自分。



これでこのブログの感想も100に。
よくもまあこれだけ書いたものです。そしてプレイしたものです。
そして、これからもちょくちょく増えていく……のかな。














死生観を扱った話だと、自分は思っている。

本作はその設定からも解るが、登場人物の死亡率ははっきり言って高い。
内容として、2つのエピソードが入っているが、どちらの話でも死ぬ人物、片方のエピソードでだけ死ぬ人物、そして両方の話とも生きる人物がいる。
だが、どちらのエピソードでも、死んでしまう人物が多いこと、いることは変わらない。

この物語の性質上、大半の人物にとって、死は免れないに等しいと言っていい。作られたルールを見ても、登場人物が置かれた舞台から見ても。
つまり、普通に考えれば、待っているのは高い確率での死。それを回避するには、並大抵ではないレベルの行動を要求される。
それが結果として、人を傷つけ、時には殺さなければならないという選択を、登場人物に選ばせる。
そして、それはしょうがないことでもある。何故ならルールの性質上裏切りが存在するから、他を殺さねばならないルールの持ち主がいるから、そして、何よりも怖いから。


死の恐怖。それを前にして、抗い動く人々。
そんな中、他の人物と最初から明確に違うのが、主人公の総一だろう。

彼には実質自身の死という恐怖による行動が少ない。もちろん死ぬのは怖い。だけど、それ以上に、命を掛けてでも、そう言い切れるものが、彼にはあって揺らがない。
だから、彼は生きるために殺すという選択を取らない。自身の死の恐怖が弱いということが、結果として彼の目標・理想の強さということに繋がっているから。
総一は自分らしくあろうとした。いや、正確には自分が考える理想・目標に準じようとした、という方が正しいだろうか。

彼は決して裏切らない。殺さない。
この血塗られた舞台でなお、彼はそれを貫き通す。故に、彼の周りには、仲間と呼べる人物が集まるのだ。


それは、彼、総一はあくまで舞台のルール(命をかけて戦うこと)ではなく、自分の考えを貫いたから。
あの残虐なショーの中で揺らぎ無く、自分自身で有り続けたから。

人はいつ、どんな理由で死ぬか解らない。
故に人は、人らしく死ぬことが難しい。

だからこそ、総一の行動は凄いと自分は感じるし、シナリオ中、その総一を諭すことが出来た人物に対しても、感嘆を禁じえない。
下手をすれば皆死ぬかもしれない状況で、命と引き換えに自身を守ってくれる人物、総一に対し、その命を守るだけに使うことを許さないと伝えること。
それは死を前にしても、自分の意志を貫かないと言えないと考えるから。


これは死を前にして、行動する人々の物語。
人として、生きるということの物語。
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