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凸凹ながら輝いて

こんばんは、『残暑お見舞い申し上げます。 ~君と過ごしたあの日と今と~』の感想書きました、kokurinです。
この記事の下にある追記を表示からどうぞ。直接この記事に飛んでくる方は、大きく行を空けたところから下に書いてあります。
ネタバレは、多少あります。気になりそうな方は見ないように気をつけてください。


全体として、ルート毎の出来が非常にばらついている印象の作品でした。
特に最初の選択肢後はおそらくそれぞれ書いている人が違うのでしょうね、テキストが全然違いますし。
その影響で、統一感というのはまったくなく、結構歪なところが大きかったかなと。
そんなバラバラな印象の中、壬生ルートは非常に良かったです。壬生ルートには及びませんが、華菜・梗子先生ルートも楽しめました。
微妙なルートもありましたが、総合すれば、満足です。

しかし、一番本来あったであろう設定をぶっ飛ばしているというか気にしていないルートが、一番タイトルにぴったりなシナリオに感じたのは、ちょっと複雑というか意外な気分。















ルート毎、もしくは選択肢毎に、キャラの性格が変わるゲームというのはこれまでプレイしてきた作品でもいくつかある。
それは書き手の違いから、少し変わってしまう、というくらいなら気にはならないが、時々別人だろうと思うくらい、解りやすいくらい変わるものも過去には見られた。
最近自分がプレイしたものでは、『遥かに仰ぎ、麗しの』や『Garden』がそれに該当するのだが、本作『残暑お見舞い申し上げます。 ~君と過ごしたあの日と今と~』にもそれが当てはまる、珍しい方に分類される作品といえる。

そういう見方をすると、全体としてのまとまりが悪く、1つに括って書くのは難しい。
よって、1ルートずつ見ていく。



1人目【温井柊子】
自分が最初にクリアしたヒロインにして、最も微妙なシナリオが展開されたルート。
沈む村、映画撮影、終わりを迎えようとしている学園生活、というところまでは、ゆっくりと、じれったいくらいゆっくりと仲を深めていくのは中々に好印象。
……だったのだが、付き合ったその後(社会人時代)まで描写してしまって、良い余韻をぶち壊してしまった感は否めない。
社会人生活の部分で、梗子先生がシナリオに微妙に絡み、問題を示唆するのだが、それを解決する気がないのなら、出さないほうが良かったのではと、クリアしたとき思ってしまう。
たとえ、それが梗子先生のシナリオで活かされるといえども。


2人目【一ツ瀬菘奈】
主人公の幼馴染、彼女もまた、やり方は違えど、ゆっくりと主人公とお互いを理解しあっていくような印象のシナリオが展開される。こちらもゆっくりと、柊子ルートを少し彷彿とさせるくらいにじれったい。
シナリオ上の問題もやはり柊子と似て、あさひな村以降の生活部分に不味いところが凝縮されている。
あさひな村のときに出た問題、区切りをつけた問題を、再燃させた内容には、きっちりと終わったと思った身には、消化試合にしか映らなかった。
さらに菘奈自身の行動・発言が微妙で魅力が薄いのも、シナリオの微妙さを強調してしまい、後味もまた、微妙。


3人目【大瀬内アリサ】
ツンとデレがはっきりしている、まさに解りやすいツンデレらしいツンデレさんという印象が強いヒロイン。
起伏の少ないシナリオの中では、はっきりと目に見て態度が解る彼女は、見ていて安心出来る。そういう意味ではシナリオに映えるツンデレという印象。
個別後半は社会人時代のシナリオとなっていて、出来はやっぱりと思ってしまうくらい物足りない。アリサ自身の魅力こそあれ、全ルート中唯一、いまいちな主人公が足を引っ張ってしまった。
無理して起伏を持たせようして、キャラを崩してしまった感があり、そういう意味では残念。


4人目【温井梗子】
本編最初の選択肢で、上の選択肢を選ぶと攻略出来るヒロイン(4人)最後の1人。そしてその中で唯一、合格と思える、楽しめたルート。
最大の魅力は梗子先生自身のキャラクター。のんびりとした感が強い流れの中で、意外性のある梗子先生は良く映える。
最初のHシーン付近は展開が唐突であったものの、それに対して違和感を覚えにくかったのは梗子先生のキャラ故だろう。
また、あさひな村以降のシナリオ展開もまた、きちんとした意味が、特に柊子ルートを先に見た中では、梗子先生の成長を微かに感じられるのは嬉しいところ。


5人目【鳴子華菜】
最初の選択肢で下を選ぶと攻略出来る2人のヒロインが内の1人。
とにかく印象的なのはテキスト。主に笑える、楽しめる中に、時には意外性を、時には真面目さを、時には細かなネタを止めどなく与えてくれる出来に感嘆とさせられる。
ただシナリオ展開自体は結構シンプル。意外さや突飛さもなく、安心して良かったね、と言えるような締めをしてくるのは、テキストと比べると呆気に取られるかもしれない。
魅力的な会話はあったが、もう一息欲しかったかなとも。


6人目【矢木沢壬生】
自分が最後にクリアしたヒロインであり、最も衝撃が大きかったルートと言っていいだろう。
華菜ルートと同じく、テキストの魅力を感じさせながらも、そのシナリオ展開も強く物語を印象付けるイベントが多く、一通りクリアした後に振り返ると、さらなる事実・意味が解り、さらに印象深く見えてくる。
テキストに加え、個々のイベントの質が高く、そして決して甘くはないが、だけど凹むほどの苦さを感じさせない物語の締め。
他のルートが褪せてしまうかもしれない程の出来を、このルートは魅せてくれた。





楽しめたルートと微妙なルート。はっきりと分かれてしまったのは少し残念だが、それを差し引いても、良いルートが自分の記憶に残ってくれた事実に、自分は満足。
設定まで吹っ飛ばした部分があったのも、ある意味記憶に残ってしまったけれど。
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可愛い妹が好きです。
髪は肩くらいの長さで、黒&茶系が好み。
素直な娘よりも意地っ張りなところがあったほうが好きです。
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えろい妹も歓迎です。
小さい胸だと尚良いです。
実でも義でも偽でも妹ならOKです。
前は「兄さん」が一番でしたが、
最近は「お兄ちゃん」の方が良い気がしてきました。
「私という脳内義妹がいながら他の妹が良いんですかこの兄さんはっ」(やばい武器をじゃきーん★)
……だって「兄さん」だとこのイメージがついちゃったもん。
全部、2次元の話ではありますけどね。でもがくぶる。

プロフ画像は『カスタムオーダーメイド3D2』(カスタムヒロイン)より

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