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過去の影引きずって

シークレットゲーム CODE:Revise』の感想です。
この記事の下にある追記を表示からどうぞ。
直接この記事に飛んでくる方は、大きく行を空けたところから下に書いてありますので。
ネタバレはしています。



簡単に言えば、そこそこ楽しめたけど、物足りなさたくさんという作品でした。
つまらないわけではないのですが……凄く不完全燃焼感が。

自分は過去に同様の(似た)設定で同メーカーさんの、『キラークイーン』、『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-DEPTH EDITION-』。
こちらの2本も過去にやってますが、そちらと比べるとずっと足りなく感じてしまいました。
本作の方向性が自分の求めるものとズレがあるのも一因とはいえ、残念。



一応、途中まで限定でなら、異常な状況下での緊迫感は過去作を上回る出来があったのですけど。
後半はある理由からそれさえ失ってしまい……しょんぼり。

もう少し設定と人物が巧く活かされていたら……そんなことを感じました。
















『キラークイーン』、『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-DEPTH EDITION-』。
過去に出された、同様の(似た)設定で出された作品の中で、受け継がれていた良い点は曲。
ここだけは文句なく高い評価を送りたい。

そして本作『シークレットゲーム CODE:Revise』が過去作より上と感じたのは、絵、全体的なシステム。
それとシナリオは途中までながら、緊迫感を伝える展開は、間違いなく良くなっていた。


ただ、それ以外は残念ながら、物足りなかったというのが正直な感想。
自分が求めた方向性と違うというのもあるが、純粋に出来が今1歩だった面も大きい。

特に痛かったのが作品全体を通して伝えてくるテーマが貧弱――とにかく本作では生き残るという目的意識が強い。
たとえば、『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-DEPTH EDITION-』では4つのシナリオを通じて、主人公:御剣総一が異常な状況下であっても、自身の意志を通そうとした。
それは4つのルートでの、彼の発言や行動によって強く印象付けられ、そしてそれを通じて伝えてくるテーマが最終章の終盤で昇華される。
そのテーマの内容自体は、それほど突飛なものではないかもしれない。
だが、それを過酷な中4編通して貫き、それを最後で見事にまとめあげた内容に、自分は強く惹かれたのだ。



それに対すると、本作は正直言ってそれを感じられなかった。
一応後半にそのような記述は見られるが、印象付けが弱すぎるので、どうにもとってつけた感が否めなかった。



前の作品の主人公:御剣総一の行動や発言は、ある意味このシリーズの状況下では強すぎる感があったために、そちらに視点が行きがちで、設定の印象よりは緊迫感が弱い。
それを考えると本作はそういう面が弱く、ある意味状況らしい展開、シリアスさ、緊迫感の演出は出来ていた。
だが、それだけでは過去作以上にはなれなかったというのが正直な感想。


たとえば舞台設定の活かし方。荒れた山々、自然広がる場所、人がいなくなってかなりの時が経過した村。
そしてそれをエリア分割したルールといった、場所を活かしたやり方の少なさ。
メモリーチップという、本作ならではの形を作ったのに、それを使った交渉といった駆け引きの少なさ。


特に痛かったのが、メインをはれるだけの行動をした人物の少なさ。
極端さと言っても良いかもしれないが、見せ場なくいなくなってしまう人物が出てしまうのは悲しい。
それ故展開の幅が狭いのもいただけない。
修平が多くのヒロインともっと交流を深める展開があっても良かった。
他には、まり子と真島が2ルートともほぼ同じ道を辿るのも、2ルート作った意味が薄れてしまうように感じられた。


同じ理由で瞳の存在も功罪のうち罪の方が強いように感じられる。
まず、あまりにも強すぎること(恐らく作中で総合的に考慮すると、瞳に次ぐくらいの実力はあるはずの玲と悠奈2人がかりでも倒せない)。
これでは、ゲーム開始時ではまともな実力をもたない人物が、セカンド序盤に会ってしまうと即決着となってしまう。
一応PDAをフル活用すれば勝てるものの、そんな状況はゲーム後半であり、そうなれば自動的に瞳の存在感は増してしまう。
かといって、序盤から脱落なんてことは、瞳の能力を見ればありえないと断言出来てしまう。
更に彼女は主人公の修平に執着するので、尚更その存在感は抜群。
どちらのルートも瞳の対処は大きな問題になっている時点で、展開の幅を狭めているように見えるのは当然だろう。
学生だらけの中、メイド姿のヒロインと言うのはアクセントにはなっていたが、それがかなり強すぎた。


ちなみに唯一前の作品を上回っていたと書いた緊迫感も、後半はいまいち。
理由は、後半になると1イベント=1キャラ脱落という展開になっていたから。
おかげで先がかなり悪い意味で読めてしまった。
2ルート。なのに1ルートが短い作品なのに、こんな展開になってしまったら単調さしか感じない。
もっと脱落する合間に、話を挿入したり、転換点を後半に置くなどの工夫が欲しかった。
もしくはそんな単調さを逆手に取り、大きく違った展開をする話を用意するか、とにかく最後の2ルート目で単調さを与えてくるのは痛い。



結局、本作は色々な意味で物足りないゲームだった。
ちなみに、本作は『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-DEPTH EDITION-』より過去の話。
そう考えると確かに舞台やルールが甘い点はあるのかもしれない。
だけど、やはり本作は『シークレットゲーム -KILLER QUEEN-DEPTH EDITION-』より後に発売された作品。
ならば、違う形でも良いから、はっきりと負けない魅力を見せて欲しかった。
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可愛い妹が好きです。
髪は肩くらいの長さで、黒&茶系が好み。
素直な娘よりも意地っ張りなところがあったほうが好きです。
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えろい妹も歓迎です。
小さい胸だと尚良いです。
実でも義でも偽でも妹ならOKです。
前は「兄さん」が一番でしたが、
最近は「お兄ちゃん」の方が良い気がしてきました。
「私という脳内義妹がいながら他の妹が良いんですかこの兄さんはっ」(やばい武器をじゃきーん★)
……だって「兄さん」だとこのイメージがついちゃったもん。
全部、2次元の話ではありますけどね。でもがくぶる。

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