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居場所はある!

今回は『置き場がない!』の感想です。
この記事の下にある追記を表示からどうぞ。直接この記事に飛んでくる方は、大きく行を空けたところから下に書いてありますので。
ネタバレはシャノンルートを中心にしています。ネタバレを見たくない方は気をつけてください。



バカゲー、ギャグゲーというよりも雰囲気ゲー。
日常シーンはそこそこ楽しかったけれど、最も良い印象が残ったのはとあるルートのシリアス。そんな作品でした。
シナリオライターさん的に、期待をしていたのはそちらだったので、個人的に不満はないです。
基本はまったりと、一部シリアスを楽しむタイプの作品かと。


不満はシリアスシーンのBGMが何だか自分が作品に感じているイメージと凄くずれていたところかな。
日常のときはともかくシリアスのときのBGMに違和感を凄く覚えてしまったのが残念。
他には掘り下げれば興味深いエピソードが見られそうな箇所が結構あったのに、触れられてないのがいくつかあるのが寂しいかも。
物語の中心に据えられている部分ではないですけど、でもやっぱりちょっと消化されていると嬉しかったです。
あと、ゲーム本編以外の媒体(エロゲー雑誌)で掲載されていたショートストーリーを読んでおいた方が理解しやすく感じた箇所があるのもちょっとマイナス。本編内に組み込んで欲しかったなあと思います。


ちなみに最後はシャノンルートが良いと思います。
……ああ、自分がやった順番が終わったあとに感じた個人的推奨攻略順と真逆で、がくり。


















正直、設定を考えると、本編の笑いどころの少なさは意外かもしれない。
シナリオ担当の健速さんの作風を考えると個人的にそれほど違和感はないのだが、それでもこのほのぼのっぷりは、ぱっと見を考えれば違うものを感じるかもしれない。
そういう点では、本作は笑いよりも日常の平和さに、心を和ませる作品にも思える。



そんな中で、シャノンルートの後半は特別な印象を残してくれた。
力を持つということ、その意味。その影響。そして、その使い方。
様々な国の思惑が絡むその展開を見ると、ヤルセナイザーの存在の大きさを感じられるシナリオだったように思う。
だけど、それでも、主人公の星至にとって、ヤルセナイザーは友人だった。それを、最後まで彼は貫いた。

この作品のタイトルにもジャンルにもある、置き場。
実際やってみて感じたのは、置き場に困っているのが多く描写されたのは序盤ばかりだったように思う。
結局途中からヤルセナイザーは手だけで行動していたし。
でも、手だけとは色々と行動出来たのは――日常で大きな問題が起きず、色々な生活が出来たのは――ヤルセナイザーを星至が、町のみんなが受け入れてくれたからだろう。


確かに物として見た場合の置き場は本編中少なかったけれど、1つの命というか人格というか、生命としての居場所はとても温かくて、溢れていた。星海町の人々は優しかった。
ジョンやまりあちゃんを始めとした子供たち、おばあさんおじいさん、漁師の人たち、学生たち、色んな人々がヤルセナイザーと接していたことからもそれは解る。
受け入れてくれたからこそ、一緒に遊んだり、互いに助け合ったりすることが出来たのだと感じる。
それを考えると、シャノンルートでの各国の行動を見た場合、物と人の扱い差、星海町とそれ以外の人々の考え方の対比することが出来るようにも見える。

また、他のヒロインもまたそれぞれの形は違えど、やはり(主に星至に対して)居場所を求めた。そしてそれに、星至は応えた。町のみんなは祝福してくれた。
そこは変わらず一貫していて、きっとこれはそういう作品なんだろうと思う。


ヤルセナイザーは星至と友人になれて良かったと伝えてくれる。
置き場(生活する・普段過ごす場)ももちろん大切だけど、それ以上に自分はここに居て(来て)良かったと感じられるような居場所の大切さを、突如シャノンと共に地球に来てしまった境遇の彼は、噛み締めていたのかもしれない。
これは、突如やってきたロボットと、優しい町の人々が紡ぐ、日常の軌跡を描いた物語。

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髪は肩くらいの長さで、黒&茶系が好み。
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実でも義でも偽でも妹ならOKです。
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最近は「お兄ちゃん」の方が良い気がしてきました。
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