Entries

魔法よりも心を

今回は『まじからっと☆れいでぃあんと』の感想を書きました。
この記事の下にある追記を表示からどうぞ。直接この記事に飛んでくる方は、大きく行を空けたところから下に書いてあります。
ネタバレは直接的なのは抑えてます。それでも、僅かな情報でも知りたくない人は見ないように気をつけてください。
共通ルートについては体験版をやれば大体掴めると思いますので、主に個別ルートについて今回は書いてます。


結構ルート毎の印象というか良さに差がある作品でした。
ただ、シナリオの内容自体は、最も酷かったルートを除けば、それほど決定的なまでの大きな差があるわけではないんですよね。

ルート毎に最も違っていると感じたのは、何名かの登場人物の性格や行動。特に行動。
本当にこれがルート毎で違うと感じました。
そして、自分の中で楽しめなかったルートは、とにかくみんな行動が酷いと感じてしまいました。理不尽や不誠実、発言と行動の矛盾(悪い意味で)というものが多すぎるので。その果てにハッピーエンドでもちょっと喜べないです。
良かったルートは、そういう部分はあまりありませんでした。良い人になっていましたし。

どのルートも突飛だったり意表を突く内容だったりはしないので、結果として、登場人物の印象≒楽しめた度合い、でしたね。



そういう意味では、登場人物の魅力って、とっても大事なんだなと感じた作品でありました。
ルート毎に出来の差が激しい作品はたまにありますが、それはシナリオの出来というのが大きい印象が多いので。
ヒロイン(登場人物)が可愛いか、好感が持てるかどうか、この点でルート毎の差が凄く出ていると感じたのはちょっと珍しいです。


















個人的に楽しめたシナリオの順番は大雑把に以下。

エルトリンデ>>涼莉>>>>>>秋奈>>>>>>>>>>リシェル



これは、本作メインヒロインで登場人物が良かった、好感が持てた順としても、ほぼ一緒です。
というのも本作のシナリオは意外性で楽しませるタイプではないことが原因でしょう。
リズのルート以外の3人は、ほぼ後半に1山来たら終了するため、その山自体に大きな良さがないためです。唯一、リシェルのルートはそういう構成ではないですが、自分には合いませんでした。

なので、楽しめたルートというのはキャラの魅力に自然と大きく左右されました。
本作はルート毎の登場人物の印象、特に挙げるなら吹雪、麗、エルトリンデ、秋奈、そして主人公はルートによってかなりばらつきを感じましたね。


ここから以下はルート毎の印象を。
ちなみに書く順番は自分のプレイ順です。


・リシェルルート
シナリオで評価するところは、正直かなり少ないです。
特徴を挙げるなら、余りにもと思えるほどシリアス色が強いと感じたところ、一難去ってまた一難という感じで落ち着きません。

そんなシリアスの出来は微妙。結構重要なのに強引に解決しているように見えるのが更に微妙。
数が多いからでしょうか、1つ1つの扱いが軽い気がします。
そして何より、そんなシリアスばっかりでまったくとっていいほど恋人らしさ、付き合ってからの描写が少ないです。実質Hシーンのみと感じました。
もっと書くべきところ、描写すべきところがあるでしょうという気持ちになります。

あときつかったのが、付き合った後は突然湧き上がった問題を楯に、顔すらまともに合わせないということ。いくらなんでも酷いでしょうと。
登場人物が倦怠期みたいだねみたいな発言がありましたが、自分もそんな風に見えましたし。


そして登場人物がみんな酷いのがそれに止めを差していました。
人の話を聴かない。場を引っ掻き回す発言をする。明らかに理不尽だと理解しているのに強行する。大切な場面で大切な人に向かって言ったことを、次のシーンで破る。
と、読んでいて、正直辛かったです。
演出・ボリューム面では最も力が入っているようでしたが、それもプラスにはなりませんでした。



・エルトリンデルート
最も安定していたルートだと感じました。
特に登場人物に安心して好感を持てるのが良いところ。主人公やこのルートでしか魅力的に見えなかった吹雪を始め、ほぼ全キャラ、最も印象が良いルートでもあります。
シナリオは最も落ち着いた話という印象です。とある目的のために頑張るエルトリンデと、それを支える周りの人物という感じで。

その目的が達成されたら、後はシリアスなシーンなく話は穏やかに終わります。最初にやったリシェルルートと比べ、発生するシリアスな問題の数が余りに少ないので、最初は驚きました。
ただ、その分いらないと感じるような問題ではなく、真面目に誠実に取り組む姿は良かったです。
そしてアリスティアさんのHシーンまであるという、ある意味最も美味しいルート。
全ルート中最も、恋仲になる過程、その後の過程の作りが安定していると感じました。もうちょっといちゃいちゃしても良かったとは思いますが、ある程度はきっちりとしていましたね。


ちなみにリシェルルートで、何だかエルトリンデに関する伏線っぽいものを臭わせる発言があったのですが、結局触れられることなく、解明されませんでした。
あれはなんだったんだろうと今でもちょっと考えてます。
これは解明しなかったエルトリンデルートが良くなかったとも受け取れますが、深い意味や説得力の無い、または深刻そうに見せて実は冗談や誤解を招くだけの言い方がリシェルルートではあまりにも多いので、実際は何にも謎はなかったんじゃないかとも思っています。
ある意味、リシェルルートはこのシナリオの足を引っ張っているような……と、更にリシェルルートの印象が。



・秋奈ルート
シリアスは大きなものが1つ、それを延々と引っ張るルートです。
実際のプレイ時間はそれほど長いわけじゃないんですが、秋奈も主人公も籠ってうじうじしている描写が多いので、体感的に長く感じられました。
主人公告白後の秋奈の台詞、それを受けた後の主人公の態度と思考の流れは、かなり心証が悪かったです。リシェルルート程ではないにせよ、他の人物の印象も悪かったです。
これまでの過程を考えれば、その物事の考え方は後ろ向き過ぎるようなと。
解決の流れもいまいち。……一瞬、ギャグなのかと思ったけど本気だったんだ……なんて思ったところも少し。
付き合い始めた後は多少はいちゃいちゃ描写や、仲の良さを感じさせる部分が僅かながらあり、リズルートよりは良かったですが、そこまででした。

あとHシーンを強引に突っ込み過ぎな気も。シリアスよりもこっちの流れの方に気を遣って欲しかったような。



・涼莉ルート
エルトリンデの話ほどではないにせよ、それなりに安定はしていました。
付き合うところまでの流れは、本作ではかなり良い方だとは思います。付き合ってからは多少主人公が鈍いですが、肝心なところでは何とか外さないですし、他の人物も本作中ではそこそこ良かったです。

後半の山場は説明不足が玉に瑕。どうしてそんなことが起こったのか、どうしてそんな心情に至ったのか、そういう面の説明が足りない気がします。
涼莉の過去に関しては、もう少し事前に突っ込んでおくと、後半の理解や説得力が上がったと感じました。伏線が一切ないので唐突に見える部分が。
逆に言えば、その説明不足や伏線のなさ以外は悪くなかったです。ちょっとずつ進展していく形や、積極的な涼莉が見られるという意味でも、そして3Pまであるなんて。と、美味しい部分もちらほら。
ただやっぱりこのルートも秋奈と同じように、最後Hシーンを強引に突っ込んだ気がしました。
エルトリンデのルート以外は、もうちょっと雰囲気作りやいちゃらぶ描写を頑張って欲しい気がします。




こうして全部プレイしてみると、想像以上にシリアスな山場で魅せようとしてくる作品で驚きました。
ただ、そのシリアスは、特にリシェルと秋奈ルートのものの出来がいまいち、また解決方法がかなり酷く、良い評価が出来ないものが多かったです。魔法を始めとした根本的な設定の説明が少ないのも、真面目さが強すぎると気になります。
エルトリンデや涼莉のような話の方が、自分としては良かったですね。もう少し恋人後の描写は量が欲しかった気がしますけど。

Hシーンは全部で15シーンと、4名ヒロインルートの純愛作品としてはそこそこ頑張ってますし、1シーン毎のCG数も質も合格点。アリスティアさんのHシーンや、涼莉ルートでの3Pといった良い意味で意外なシーンの存在。一部シーンの導入が強引過ぎることを除けば、純愛系では十分な出来。
CG・ボーカル曲・システムと、不満はあまりない、そつのない作りをしていただけに、一部シナリオの凹み具合だけは痛かったです。


自分はただ、ちこたむさんの絵で萌えつつ、楽しくちょっとえろえろなシナリオ(とHシーン)が読めれば、十分嬉しかったはずなのに。
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://majikarukokurin.blog97.fc2.com/tb.php/1097-8442770c

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

こくりん

Author:こくりん

可愛い妹が好きです。
髪は肩くらいの長さで、黒&茶系が好み。
素直な娘よりも意地っ張りなところがあったほうが好きです。
学生(制服)という設定は外せない。
えろい妹も歓迎です。
小さい胸だと尚良いです。
実でも義でも偽でも妹ならOKです。
前は「兄さん」が一番でしたが、
最近は「お兄ちゃん」の方が良い気がしてきました。
「私という脳内義妹がいながら他の妹が良いんですかこの兄さんはっ」(やばい武器をじゃきーん★)
……だって「兄さん」だとこのイメージがついちゃったもん。
全部、2次元の話ではありますけどね。でもがくぶる。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

期待中~☆

Nanawind第四弾「春音*アリスグラム」応援中! 『おとれな』を応援中! 『桜ひとひら恋もよう』応援中です! 『まほ×ろば』を応援しています!

最近のプレイ作品~♪

D.C.III With You ~ダ・カーポIII~ ウィズユー 『彼女と俺の恋愛日常』応援中です!

応援中っ★

ま~まれぇど新作第11弾『お家に帰るまでがましまろです』 しゅがてん!-sugarfull tempering- 『まほ×ろば』を応援しています!

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

月別アーカイブ

著作権表記

Copyright(C) 2006 GCREST, Inc. All Rights Reserved. (C)Copyright 2006 NtreevSoft Co., Ltd. All Rights Reserved. Ntreev and Trickster are registered Trademarks.